"彼らの言葉を理解するには「インターフェイス美学」を提唱するセーレン・ポルド(Søren POLD)が、コンピュータが作り出すイメージはメディアでもあり道具でもあるというキメラ的(複合的/多義的)な性質をもっていると指摘していることが関係しているかもしれない(★9)。つまり、コンピュータやインターネット以前は「オブジェクトはオブジェクト」「イメージはイメージ」と「AはAである」としか言えなかったものが、それらの登場以後、ローングランの(実際の物体として存在しえない)「オブジェクトではないオブジェクト」や、ヴィアーカントが示す「オブジェクトでもありイメージでもあるイメージ・オブジェクト」といったこれまで矛盾するとされていた関係や要素がさまざまに融合して存在するようになっていると考えられる。このことからポスト・インターネット時代のアートは、今までは考えることができないような要素が結びついた事象が溢れている世界を対象としているといえるだろう。"
— ICC ONLINE | [インターネット アート これから]――ポスト・インターネットのリアリティ | 「ポスト・インターネット」の質感